静岡県駿河地方は、東京と名古屋の中間に位置し、海に面しています。5つの市(静岡市、藤枝市、島田市、牧之原市、焼津市)と2つの町(川根本町、吉田町)から構成されています。駿河は日本一のお茶の産地と言われ、4つのお茶の「テロワール」と呼ばれる要素から構成されています。
ここを訪れる人は静岡茶の長い歴史を知り驚くかもしれませんが、駿河への旅は日本の伝統文化と知識に満ち溢れているのです。
お茶のテロワールとは?
お茶のテロワールとは、特定の茶の最終的な味わいや特徴に影響を与えるすべてのものを指します。湿度、天候、水質、土壌などの環境要因や、その土地の動植物なども含まれます。
駿河には4つのテロワールがあり、それぞれで人気の高い静岡茶を生産しています。
お茶の都エリア
静岡市の繫華街は、茶の都のテロワールを代表し、最新の駿河緑茶文化を最前線にもたらしています。問屋や茶師、日本茶カフェなどが軒を連ねています。
沿岸地域
駿河の沿岸地域は、海の幸が豊富で、食通をうならせる水辺の冒険が楽しめます。獲れたての新鮮な魚介類を、駿河のお茶と一緒にお楽しみください。また、海水浴やサーフィンでも有名な沿岸地域は、ちょっとした日光浴にも最適です。
山間部
駿河の山間部で育つ茶葉は、標高の高さと豊かな自然の恵みによって、独特の風味を持つようになります。多くの茶畑があり、茶葉からカップに至るまでのお茶の旅を直接体験することができます。
大井川流域
大井川の朝霧と昼夜の寒暖差により、黄金色に輝くお茶には、テロワールがもたらす独特の味わいがあります。この肥沃な土地から、駿河の銘茶が生まれるのです。